~これでも仕事用です~

1960年代

1961年の小学一年生

2006年、ワタシがグミちゃんという作品に本格的に携わるようになって、まず始めたことは資料集めでした。 まずは以前書いた通り、時代設定をはっきりと1961年、という具合に定めたのですが、次にやることといえば、もちろん1961年の資料を徹底的に「洗う」こ…

商店街に行こう!

今回は商店街の話ですが、果たして「作品」や「ロンドン」の話をすることになってる日曜更新分に合致するのか?といえば微妙なんだけど、他に相応しい曜日もないんでね。 商店街の魅力、それは「人の波」です。しかし、いわゆる繁華街の人の波とは違う、子供…

聖地トキワ荘 後編

前編はココ。大江戸線落合南長崎駅。大江戸線なんてトキワ荘に伝説の漫画家たちが住んでた頃にはなかった路線です。だから当然この駅もなかった。 しかしこの際、その辺はどうでもいい。とにかくワタシは新宿から大江戸線に乗って、トキワ荘跡地のそばまで来…

聖地トキワ荘 前編

Gumi-chan1961の舞台である1961年は、昭和後期を支えていく人たちが巣立った年でもありました。 具体的にいえば、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、両藤子不二雄といった各漫画家の先生が、彼らが青春期を過ごしたトキワ荘から退居したのが、この1961年なのです。 …

東京タワーは「何処」的?

今年の5月にイギリス人アーティストの友人が日本に遊びにきてね、空港からホテルまでクルマで送ったのですが、途中東京タワーが見えて。 「あれは何のための塔だ?」と聞かれて、とっさに答えることができなかった。「放送」の英単語が出てこなかったんです…

ミゼット!ミゼット!(ダイハツの)ミゼット!!

Gumi-chan1961は既存の<よくある>1960年代的光景を否定するところから始まりました。 そうしないと差別化できないからで、リアリティを獲得するために徹底的に調査し、ディテールにこだわったのです。 わかりやすい例でいえば紙芝居。 1961年といえばすで…

1961年の世の中 from 1960年代日記

前回の「1936年の世の中 from ロッパ日記」の1961年版です。 著名人の書いた日記(=出版されているもの)から、当時の世相を見ていこうという趣旨なのですが、1961年版もやろうとは思っていたんです。 でもサンプルっつーか、良い日記がなかなか見つからな…

ひつじ!ひつじ!ひつじ!

ワタシは「ステマ」って言葉が嫌いでね。というか、まァ、ネットに限った話でしょうが、何でもかんでもステマステマいいすぎでしょ。あからさまに宣伝と謳ったものまでステマ扱いだし。 そのうちコマーシャルまでステマといわれかねん勢いですな、まったくこ…

1961年のエンゼルマーク

Gumi-chan1961の主人公であるグミちゃんは6歳の女の子ですが、これくらいの歳の子が興味を示すものは、今も昔も変わらない。 ・おもちゃ ・お菓子 ・子供向け映像コンテンツ 映像コンテンツ、なんてややこしい言葉を使ったのは、大昔なら映画、今ならYouTube…

懐かしい、を懐かしむ4

2016年から「1980年代のレトロブーム」を見る、というひん曲がったこのシリーズ、とりあえず今回で終わり。まだまだネタはあるので、気が向いたら続きを書きます。 一応中締めみたいな感じなので、ちょっと堅苦しい文章になってますがご容赦を。 これまでも…

懐かしい、を懐かしむ3

お馴染み(そうなのか?)、2016年から「1980年代のレトロブームを振り返る」屈折したシリーズの第三弾です。 いきなり観念論的なことを書きますが、ワタシは「良い記憶」と「悪い記憶」があると思っています。 あ、もちろん「良い記憶=良い出来事の記憶」…

懐かしい、を懐かしむ2

2016年、つまり今現在から「1980年代から見た1960年代」を見る、という、こうやって書けば、何だかとても複雑なことをしているように見えますが、ま、実はたいして複雑というほどでもないという。 上記を読んで「???ナンノコッチャ???」と思われる方は…

懐かしい、を懐かしむ1

今回から、かなり変化球なことをやります。つかタイトルからして意味不明ですよね。 斜め目線というか、結構歪んだモノの見方だと我ながら呆れてるのですが、そういうのも、面白いんじゃないかと。 ま、以前ハンドルネームで書いたことの焼き直しっぽい内容…

ファーストコンタクトは用心棒!

もしただの一本も黒澤明作品を観たことがない人に「まず最初に、何を観たらいい?」と問われたら、間髪入れず「用心棒」と答えます。 黒澤明といって、まず誰もが思いつく日本映画史上の最高傑作「七人の侍」はファーストコンタクトにしては長いし、不朽の名…

1961年の大相撲(1936年も)

プロ野球のことは以前書きましたが、その昔、何年くらい前までなんだろ。とにかく日本の二大プロスポーツが「プロ野球と大相撲」なんて時代は、確実にあったわけです。 今は、プロ野球とJリーグ、といえば、ほんのちょっと「え?」となりますが、日本のプロ…

1961年のコマーシャルデザイン1

以前、戦前モダニズムにおけるデザインについて書いたことがありますが、今回はそれの1960年代版です。 まずは有名なコレから。 ◇ 文明堂 「カステラ一番、電話は二番〜」のCMソング(「天国と地獄」の旋律)で有名ですが、関西出身のワタシはこのCMを知らな…

1961年のプロ野球

今回は野球の話ですが、専門的というか、この年はこんな選手がこういった成績をあげて、みたいな話じゃありません。 そういうのはつまらないし、それっぽい本でもWikipediaでも見ていただくとして、ここでは「プロ野球という娯楽」という観点から書いていき…

おかげ様で一周年

果たしてどれくらいの方に読んでいただいているかわからない当ブログ「Goodlucklight!」ですが、この度一周年を迎えることが出来ました。 ま、言ってもたかだか一年です。ハンドルネームでやってるブログとか14年近くやってるんだから、それに比べたら全然…

非凡テレビスター全集!2

表紙と裏表紙の話をだけで終わってしまいましたが、以前「平凡テレビスター全集」という1962年に発行された雑誌について記したことがありました。 今回はその時の続きです。 全集、というのはチト言い過ぎなこの雑誌、いや正確には雑誌の「付録」ですからね…

ラー博に漂うもの

一時期、1960年代(もしくは昭和30年代)を主題にしたテーマパークが雨後の筍の如くオープンしました。 しかしそのほとんどは、たいした成功もおさめられずに撤退している。現在も活況を呈しているのは、お台場にある「台場一丁目商店街」と、あとひとつ、今…

写真は雄弁に囁く

以前「写真は雄弁に語る」のタイトルで「張り込み日記」というドキュメントフォトブックのことを書きました。 このエントリで「たしかにこの本には、ハレとケでいうところのケの光景がある」みたいなことを書いたわけです。 1960年代、というより昭和30年代…

戦後モダニズム3〜戦後の象徴曲〜

今回はモダニズムとはちょっと違うかもしれないけど。 さて、世の中には名曲とは別に「時代の象徴曲」というものがあります。 この場合、楽曲のクオリティとか売上枚数とかは関係ない。そりゃまったく売れてない=世間に浸透してないんじゃ困るけど、では売…

1960年代女の子向けトイドールの世界

このブログを書いているワタシは男です。ですから基本的に女の子向けの玩具には一切興味のない人生を歩んできたわけです。 しかしGumi-chan1961という作品にかかわるようになってからは、そういうわけにもいかなくなった。何故なら、Gumi-chan1961の最終目標…

二人でひとり2

以前、ザ・ピーナッツ(以下ピーナッツ)のことを書きました。 いや、正確にはピーナッツとその盟友であるクレージーキャッツ(以下クレージー)が如何に相性が良かったのか、そしてお互いに欠かせぬ存在だったかをしたためたのですが。 その時の最後にワタ…

模型に捧げる

以前、カズミ・アカオの兄君に、子供の頃に夢中になった遊びは?と問うたことがあります。 何しろグミちゃんのお兄ちゃんであるトシオのモデルなのですから、こういう質問は意義があるのです。 その答えはこうでした。 「何といってもプラモデル作り。特に戦…

やっぱり東宝!

我々の作品「Gumi-chan1961」を人に説明する時、いわばNGワードのようなものがあります。 それは「懐かしい」とか「人情味」とか、普通1961年、昭和でいえば36年を舞台にした作品には常套句といってもいい言葉です。 そもそもタイトルからして「昭和36年」で…

戦後モダニズム2〜東宝の動き〜

今回は東宝の動きを追います。 戦後すぐに吹き荒れた東宝争議の影響で、とくに映画部門は骨抜きになってしまった東宝ですが、徐々にスタッフ、役者が復帰して、量産体制に入ります。 ただし元の、つまり戦前の東宝に戻ったわけではない。 戦前期のスターはエ…

戦後モダニズム1〜りんごの唄と東京ブギウギとふたりの喜劇王〜

毎週金曜日は1960年代の話、もしくは芸能以外の戦前モダニズムについて書いているのですが、今回は補足的な意味合いも込めて、芸能における戦前モダニズムから1960年代の間のこと、とくに終戦直後の頃のことを中心に書いていきます。 正直二十一世紀に住む人…

1961ー25=1936

なんだか、どうも、トシを取ったせいか、昔が昔に感じられなくなってきました。 たとえば2006年、というと、今から10年も前になるわけです。しかしぜんぜん10年も経ってる実感がなくてね。2006年なんて、つい2、3年前くらいに感じてしまいます。 しかしこれ…

二人でひとり

今回のエントリタイトルは青島幸男作の映画のタイトルからの拝借ですが、これほどこの人たちを的確に言い表した言葉もないと思うわけで。その映画にこの人たちが出てるわけじゃないけど。 んで、この人たちとは、ですが、それはおいおい。画像でバレバレだけ…