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~これでも仕事用です~

ご挨拶

初めまして。ヨシミツと申します。ハンドルネームを用いて長い間ブログを書いておったのですが、そこはそのままにして、この度本名で新たにブログを始めることにしました。

さて、ワタシが何者かというと、Gumi-chanProjectという組織で人形とジオラマを組み合わせた「Gumi-chan1961」という作品を作っております。
え?知らない?そりゃそうです。まだ日本ではほとんど知られてないんだから。
しかしですな、我々の本丸はヨーロッパ、特にロンドンなのであります。とか書くとタチの悪い自慢みたいですが、そうじゃない。
そりゃね、正直日本で売れた方がいい。何たって楽だもん。日本に住んで、日本人相手に商売する方が、すべての面でやりやすいに決まってる。
ところが、残念ながら日本ではイマイチ浸透させることが出来なかった。
普通ならそれでお終い、ハイ残念でした、です。が、何の偶然か、ロンドンで認められる、いや無茶苦茶大絶賛みたいな話ではないんだけど、とある人物に認められたのをきっかけに、歯車が動き出したのです。
「とある」人物のことは、またおいおい。

そんなわけで、このブログに何を書いていくかというと、ほんの少し、仕事に関係していることを書いていきます。
ハンドルネームでやってるブログは仕事関係のネタは全部オミットしてきたからね。
まずは、何より人形とジオラマ。これは仕事に直結する話だから当然です。
あと仕事絡みでロンドン他に行くことも多いですし、半年ほどですがロンドンに住んでたこともあるので、海外話みたいなのも混ぜていきます。

そしてもうひとつ。というか、これが書きたかったから、ここを立ち上げたんだけど。
そのネタのテーマが「戦前モダニズム」。ハンドルネームでやってる方のブログでもちょこちょこ書いてたんだけど、こっちにまとめてしまいます。
何故「戦前モダニズム」なのか。先ほど、我々の作品のタイトルを「Gumi-chan1961」と書きましたが、タイトルからも想像できる通り、1961年、年号でいえば昭和36年の世界を舞台にしております。
で、これが重要なのですが、昭和30年代を舞台にしたフィクションといえば何が浮かびます?
ま、大半の方は、何の迷いもなく「三丁目の夕日」と答えるでしょう。
しかし我々の作品は「古き良き昭和の世界」をやりたいんじゃない。物凄く下衆な言い方をすれば「働けば働くほどゼニが儲かった時代」の世界をやりたいのです。
といっても「カネがカタキ」の世界をやりたいんじゃありません。
働けば働くほどゼニが儲かる、そんな時代です。当然街は活気に溢れていた。人々に活気があったからです。つまり街も人々も今とは比べ物にならないほどエネルギッシュだったわけです。
それは当然、当時作られたフィクションにも反映されている。翌年(1962年)から始まった植木等主演映画など、当時でなければ作れなかったシロモノです。

だけれども、ここに落とし穴があるわけです。
1961年前後に作られた映画を参考に作品を作っても、1961年の空気感は出ないんですよ。
この時代の映画や音楽やテレビ番組を見て育った世代がモノを作り始めたのは、1980年代です。そう、あの忌まわしい1980年代。
つまり1961年前後の作品を参考に作ったら、1980年代ぽくなってしまう。それは嫌だ。あんなダサい作品にしたくない。
では、1960年代に作られた作品ですね。これらを作った人たちが、幼少時分に影響を受けたモノは何なのか、といえば、それがまさしく戦前モダニズムの時代の作品なのです。
1961年の世界を作りたければ、戦前モダニズムにまで思いを馳せなければならない。これがワタシの結論です。

ワタシたちは表面をなぞったような1961年の世界は作りたくない。もっともっと、あの時代の空気感を再現したい。そうしないと今の日本人のイメージにある「古き良き昭和の世界」を乗り越えられない。
我々にとって「三丁目の夕日」は大きな壁です。日本でイマイチ、という現状は「三丁目の夕日」が作り上げた世界観を壊せていないからだと思っている。逆にいえば「三丁目の夕日」のない世界、そう、それがヨーロッパでありロンドンなのですが、そこでは認められはじめているわけで、方向性は間違っていない、と自負はしております。
今後「Gumi-chan1961」をさらに発展させて日本に浸透させるためには、どうしても戦前モダニズムから目を背けられない、とまあ、このような事情があるのです。

えらく堅苦しく書きましたが、実際はやっぱ戦前モダニズムの世界が好きだから調べたりしているのですがね。
というわけで、今後ともよろしくお願いします。
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