~これでも仕事用です~

魅惑のファンコ

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今から10年ほど前まではね、全然作風が違ったのですよ。それがワタシが関わるようになって、ちょっとずつレトロポップにシフトし始めたわけで。
え?何の話かって?ご興味のある方は是非サイドカラムにある「Gumi-chan1961 OfficialSite」のアドレスをクリックしてみてください。

クリックしました?しましたね。いやもう、したってことにする。

作風をレトロポップに寄せていくにあたって、まず目を付けたのは銀行のキャラクターです。
グミちゃんの舞台である1960年前後は、どこの銀行でもオリジナルキャラクターを持っており、そのキャラクターを模った貯金箱を「粗品」として配布してたりしたんですね。
この辺の話はいずれ詳しくするとして、造形面で銀行の貯金箱よりも強い影響を受けたのがファンコのボブルヘッド人形なんです。
ボブルヘッドとはなんぞや?バブルヘッドとかボビンヘッドとかとも表記するようですが、要は「首振り人形」です。
首のところがバネになってて、頭をちょこんと押すとビヨヨーンと揺れる、アレです。
どうも日本ではイマイチ浸透してないのですが、アメリカでは人形といえばコレってくらいメジャーで、あ、メジャーで思い出したけど、メジャーリーグの選手のボブルヘッドとか見たことありませんかね。たぶん今でもスタジアム来場者プレゼントとしては一番ポピュラーなはずです。
メジャーリーグの選手ってくらいだから当然実在の人物を模ってあり、野球選手に限らずNBANFLの選手も、あともちろんハリウッドスターのボブルヘッドもあったりする。
実在の人物だけじゃなくカートゥーンキャラクターのボブルヘッドもいっぱいあります。

さてさて、ファンコって会社が作ってるボブルヘッドは実在の人物をモデルにしたものもあるけど、とにかくカートゥーン物の出来が素晴らしいのです。
造形だけじゃなくてね、質感とか色合いとかデフォルメの塩梅とかね、たぶん優れた原型師の方がいるんだろうな。
ワタシたちが作ってるグミちゃんに関しては、あまり造形上の制限はないんです。でもファンコが作ってるのはボブルヘッド、つまり「首が動く」ってのが大前提です。
正直これはかなりキツい制限です。カートゥーンキャラクターって結構ね、首のラインがデザインのキモになってることが多くてね、そこを制限されると各キャラクターが持ってるデザインの個性を消しかねない。
しかしファンコのボブルヘッドは、もう見事にクリアしている。中にはどうしても首のラインを表現しないといけないキャラクターもあるんだけど、そういうキャラクターは「ボブルヘッド」ならぬ「ボブルボディ」、つまりバネの仕掛けを腰のところに持ってくる、なんて掟破りもしている。
でもそれが実に良い出来なので参ってしまうのです。

そしてもうひとつ、ファンコといえば、とにかくパッケージングが素晴らしい!
普通はね、人形を買ったら、まあ箱から取り出して飾るなりしますわな。でもファンコのは違うんです。箱のまま飾りたいと思わせるんですよ。
最近では日本でも、ファンコのパッケージングを真似たようなものが出てきましたが、いやいや、まだまだファンコって壁は高いです。簡単に真似できるようなシロモノじゃないよアレは。
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