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~これでも仕事用です~

愛のメディコムトイ

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愛の、といってもスカイラインの話じゃないよ。当然ケンメリも出てきません。

以前ファンコっていうボブルヘッドの会社のことを書きましたが、ファンコがアメリカのカートゥーンキャラクターなら、日本でカートゥーンキャラクターの立体物といえばメディコムトイなのです。
といってもメディコムトイが作っているのはファンコとは違ってボブルヘッドじゃない。でも逆にいえばボブルヘッド特有の制限もないわけで、よりリアルな表現が可能です。
でもね、可能ってのと実現できるのは違うのですよ。

それまでも日本のカートゥーンキャラクターを立体物、つまりフィギュアですね、にする会社はありました。もちろんそれらの会社が悪かったって話じゃない。
ワタシが子供の頃は仮面ライダータイガーマスクの人形でずっと遊んでましたし、たぶん少し上の世代の方ならウルトラマンとかね、女性なら、ま、カートゥーンじゃなくてオリジナルになっちゃうけど、リカちゃん人形とか。
ただこの当時の人形は技術上の制限が大きく「アニメそのまま」「実写そのまま」とは言い難いものでした。
それが技術も進んでリアルな表現が可能になってね、ワタシが子供の頃に遊んだ仮面ライダーのような、バンザイをしたような変なポーズのザックリした造形から、これ本当に中に藤岡弘が入ってるんじゃねーの?と思えるレベルのものが作れるようになったわけで。
しかしメディコムトイは実写作品のようなリアルを追求する必要がない、デフォルメされたカートゥーンキャラクターにも最新の技術を使っています。

でもこれ、単に「ああ、昔に比べたらアニメそのままって感じになったね」だったら、ワタシもこんな文章を書こうとは思わない。
メディコムトイが一番素晴らしいのは、とにかく愛に溢れているんです。
とにかくこの会社、デ◯ズニーやチェブラーシカといった海外物から、日本のものでもドラえもんをはじめとする藤子不二雄物(F・A両方)まで、本当に多岐に渡ります。
しかし、まあ、フィギュア化のセレクトが凄い。
例えばドラえもんでも連載第一回目のデザイン(今知られてるドラえもんとはだいぶフォルムが違う)を「まったくそのまま」立体化したり、ジャイアンにノビタレコードレーベルの「乙女の愛の夢」を小道具でつけたり、こんなもん原作への愛がないと出来ないっつーかやらないですよ。

時には愛が暴走気味になるのもまた素敵なところでして、怪物くんのフィギュア化はわかるっつーか当然レベルなんだけど、なんと旧原作のカラーを再現したバージョンまで出してる。(上記画像参照)
言っときますけど、旧アニメ(1968年製作)のバージョンじゃないからね。旧アニメはモノクロなんだから。いや、実はモノクロバージョンも出してたりするんだけど。
旧原作のカラーなんて連載当時の扉絵とか、掲載されていた少年画報や少年キングの表紙でしかお目にかかれないものです。
(完全に趣旨からズレるけど、パワァコミックスの表紙は旧カラーと新カラーの中間みたいな感じになってる)
再アニメ化されて以降、つまりてんとう虫コミックスやFFランド、愛蔵版なんかは新設定の色で統一されているわけで、旧カラーの怪物くんなんて、正直相当なファンでないと知らないレベルなはずなんです。
それをぬけぬけとやらか・・・、ゲフンゲフン失礼、あまりの愛の深さに暴走したとしか思えないわけで。

何だかワタシも暴走気味になっちまって藤子不二雄話が長くなってしまいましたが、チェブラーシカの、あの独特の質感を再現した仕上がりとか、ミ◯キーマウスのコラボデザインとか、何だかどれもこれも「いーや!買ってくれる人は良くても、自分が許せないんだ!」と言いながら作ったような出来に、リスペクトの気持ちをおぼえないわけがないのですよ。
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