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~これでも仕事用です~

何事にも最初はある。もちろんイギリス旅行にも1

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冗長なタイトルですがお許しを。
今回から「ワタシが初めてイギリスに行った時の話」を書こうと思います。

それは2011年のことです。当時ワタシは43歳。
何故その歳までほとんど海外旅行なぞしたことがない人間が、突然イギリスへのひとり旅を敢行したのか。
ま、長くなるし、細かい事情は前にハンドルネームでやってるブログに書いたから割愛。
ただ一点、確実なのは「姪に会いに行った」ということです。

ワタシの妹夫婦は現在イギリスはケンブリッジに在住しており、その地で女の子を出産しました。2009年の話です。
それでも、やっぱ、イギリスは遠い。普通なら姪に会うためだけにイギリスくんだりまで行ったりはしない。ましてワタシは英語がからっきしだからね。
それが様々な、のっぴきならない事情があって、結局2011年、震災が起こるひと月ほど前にイギリスへ向けて旅立った、とこういうわけです。

初めての海外ひとり旅。ひとり旅じゃなかったとしてもこれが二回目の海外。一回目はどう転んだってどうにかなるグアム。
それが今回はヨーロッパです。何度もしつこいけどワタシは英語なんかさっぱり喋れない。
もう不安どころじゃなかった。はっきりいえば、前日まで「今からでも行かなくていいのなら行きたくない」とすら思ってたくらいだから。

飛行機に搭乗して約12時間が経った頃、高度を落とした飛行機の窓から陸地が見えてきました。
正直あれ?と。何だか福岡空港みたいだなと。もし何かの間違いでイギリスではなく福岡に着いたのなら、それはそれで嬉しいな、と。まったく往生際が悪い。
しかしそこは紛れもないイギリスのヒースロー空港でした。

さあ、着いたものの、最初にして最大の難関が待ち受けていることは知っていました。
そう、入国審査です。
英語が喋れないワタシはふたつの決め事をしました。

何を聞かれても(どうせ理解できないんだから)「サイトシーイング」「セブンデーズ」「ゴーツーケンブリッジ」で押し通そう
そして自分でも気持ち悪いくらいの笑顔でいよう

入国審査官とやらも人間です。いや人間のはずです。満面笑顔の人間に厳しい態度はできないだろ、と実に浅はかな考えにたどり着いたのです。

長い長い行列の後、入国審査官に近づいたワタシは満面の笑顔でひたすら「サイトシーイング!」「セブンデーズ!」「ゴーツーケンブリッジ!」だけを繰り返しました。
それが通じたのかどうか、意外にもあっさりパスできたのです。
あれから何度も入国審査を経験しましたが、スムーズさだけでいえば、この時が一番スムーズだった。
ま、良い人にあたっただけかもしれないけどね。

しかし難関はこれで終わったわけではありません。
最初妹夫婦は、初イギリスのワタシを気遣ってヒースロー空港まで迎えに行くといってくれたのですが、馬鹿なワタシは「ケンブリッジまでくらい、どうやったって行ける」と啖呵を切ってしまったのです。
アホだ。本当に。でもまだ自分のアホさには気づいていない。何故なら入国できた時点で、あとは余裕と考えていたからです。
事前に調べたところによると、地下鉄でヒースロー空港からキングスクロスという駅まで行き、そこからケンブリッジ行きの電車に乗り換える、ということまではわかっていました。
そこまでわかっていれば着いたも同然。ラクショーラクショー。アホです。

ところがところが、まず地下鉄の切符の買い方がわからない。
んなもん今となっては普通に自販機で買えばいいとわかるのですが、何故か窓口に並ぶという暴挙に出てしまったのです。
そこでも繰り返すのは「ゴーツーキングスクロス!」だけ。
それでも何とか切符も買えて、地下鉄に乗り込んだわけです。
地下鉄自体はピカデリーラインという路線一本で行けるから不安はないはずなんだけど、それでも「これ、本当に合ってるのか」と不安でね。

とりあえず不安を紛らわせるため、Twitterに書きまくりました。イギリスに着いたよ、んでやっぱ凄い霧だよ、イメージ通りだよね、と。
ロンドンの地下鉄に乗ったことがある方ならおわかりでしょうが、地下鉄内は、仮に駅構内でも電波が入らないのです。ただヒースローからしばらくは地上を走っているのでTwitterもできた。
ところが文字通り地下に入ってしまうと一切電波が通じない。一気に何も出来なくなった。不安を紛らわせる手段が遮断されてしまったわけです。

ふと周りを見渡せばガイコクジンばかり。当たり前です。当たり前なんだけど、何だかとんでもないところに放り込まれたような気になって、ワタシの不安はキングスクロス駅に近づくにつれ加速していったのです。
でも、でも不安な顔しちゃダメだ。そんな顔してたら何時付け込まれるかわかんないぞ。だから出来るだけ平然としてろ。
そう自分に言い聞かせれば言い聞かせるほど顔がこわばっていく。これまた当たり前です。つかアホです。
いや、んなことより誰に何を付け込まれるんだよ。ったく。

そんな不安が身体中に充満したワタシを乗せた地下鉄は、無事キングスクロス駅に到着しました。ま、そこからがまたいろいろあるわけですが・・・。
ちょうど時間となりましたぁ。この続きはまた来週。ハァこーりゃシャクだった!
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