~これでも仕事用です~

何事にも最初はある。もちろんイギリス旅行にも3

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続きです。前回までのあらすじは・・・、長くなるのでココココをお読みください。

無事ケンブリッジ行きの電車の駅舎を見つけ、何とか切符も購入し、喜び勇んでいざ乗り込もう、と思ったのですが、あきらかに変なのです。
間違ってはいない。間違いなくここからケンブリッジに行ける。でもどの電車に乗ったらいいのかさっぱりわからない。
いや、ちゃんと電光掲示板に「Cambridge」の文字は見えるのです。でも乗り場っつーかプラットホームがわからないのです。

さて、このキングスクロスという駅、ハリーポッターのファンにはお馴染みの駅ではないでしょうか。
彼らは物語の舞台となる魔法の国へ行く際に、キングスクロス駅の9 3/4番線というホームから出発しているからです。
ま、ワタシはハリーポッターにかんしては原作を読んだことがないどころか、映画も観たことがないんだけど。

9 3/4番線のいうホームが実在しないのは確実ですが、ワタシは魔法の国に行きたいわけではないのでそれは一向に構わない。
それよりケンブリッジに行かなきゃいけない。たぶんケンブリッジ駅には妹夫婦が迎えに来てくれているはずで(クルマでないと行けない場所に住んでいるので、さすがにこれは断れなかった)、一刻も早くケンブリッジに行かなきゃならんのです。
とりあえず片っ端から停車している電車の行き先案内を見て、とも思ったのですが、それ以前の話として、キングスクロス駅には改札すらないのです。(ただし今は改装されて改札ができた)

駅の正面に、とにかく馬鹿デカい電光掲示板があって、そこに行き先案内はある。その前が待合場所になってて、人が溜まっている。
彼らの動きを見ていると、ある事に気づきます。
みんな、電光掲示板を凝視しているのです。
ワタシも真似してみた。真似る以外やることがないから。
じっくり電光掲示板を観察してみると、行き先は書いてあるのにプラットホームが空欄の場合があることに気づいたのです。そしてプラットホームナンバーが表示されると、かなりの人数が移動していく。

そうか、これは日本とはまったく違うんだ。

日本なら○○駅方面行きは△番ホームから、というのは、完全ではないにしろ基本的には決まっています。
ところがここロンドンではそうではないらしい。空いてるプラットホームにどんどん電車が入ってくる。だからどこのホームに何行きの電車が来るかは、電車が到着する数分前までわからないのです。

しかしここまでわかれば、今度という今度こそは着いたも同然、何とかケンブリッジ行きと思われる列車に乗車しました。
それでも不安でね、あまりに不安だから車内でずっとGoogleマップを開いて確認してたんだけど、どうにもケンブリッジとは違う方向に向かってるような気がして。
あと怖かったのがケンブリッジ駅を通過した場合。日本でいうところの快速とか急行とか、そういうのがぜんぜんわからずに乗ったもんだから、万が一通過でもされたらエラいことだぞと。

だからね、Googleマップで見ていて、ケンブリッジ駅に近づいてるのがわかって、あきらかに減速してるって確認した途端、もう心底ホッとしてさ。
ケンブリッジ駅に到着したのが21時前。ヒースロー空港で入国審査を終えてから、すでに5時間が経過した頃です。
今なら2時間半もあれば余裕で行けるんだけどね。

ところが!駅を出てみると、まだ妹夫婦が迎えに来ていない。
Skypeから電話してみると「ごめん、今から家を出る」とさ。ま、いつ着くか言わなかった(言いたくても言えなかったんだけど)自分が悪いんだけど。
それにしても何ちゅー寒さだ。日本では味わったことがない、文字通りの底冷え。
ケンブリッジ駅の駅舎はキングスクロス、もといセント・パンクラス駅とは打って変わって、小さくて待合室もない。
駅構内には「マークスアンドスペンサー」という小さい、日本でいえばコンビニくらいの規模のスーパーが入ってるんだけど、これも早々に閉まってしまった。

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↑ 暗くてわかりづらいけど、夜のケンブリッジ駅構内。ま、狭いことはわかるからいいか。

頼む、早く来てくれよ。でないと凍死してしまうよ。
極寒の中、再び天使に連れて行かれそうになる寸前に妹夫婦のクルマが到着してくれました。
「大丈夫?迷わなかった?」
そう聞かれても困る。いろいろありすぎて、どこから話したらいいのかさえわからない。
待望の姪も人見知りで、ずっと父親に顔を埋めているし。

しかし・・・、よくここまで来れたなぁ。冷静に考えると、たかだかヒースロー空港からケンブリッジに来ただけなんだけど、何だかものすごい大冒険をしたような、ね。
とにかく何だかよくわからない達成感に包まれながら、暗闇の中をクルマは妹夫婦の自宅へ向かったのであります。

これで終わってもいいんだけど、せっかくだからもうちょっと続けます。ここまでとは打って変わってホンワカ編になるけど。
ちょうど時間となりましたァ。ハァこーりゃシャクだった!(←一応このシリーズのお約束ってことで)
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