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~これでも仕事用です~

何事にも最初はある。もちろんイギリス旅行にも4

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これまでの話はココココココを参照。

アムステルダムの朝は早い、らしい。そんなCMが昔あった。
しかしイギリスの朝は遅い。何を持って朝というかはともかく、冬の夜明けは遅いのである。
イギリスは夏と冬とで日照時間が大幅に違う。夏は明るくなるのが早く、夜も20時くらいまで明るい。一方冬はというとなかなか夜が明けないし、16時くらいには暗くなる。日本でも夏と冬で日照時間に差はあるが、こうまで極端でない。

さて、初イギリスのワタシはケンブリッジにある妹夫婦の家で床につき、初めての朝を迎えたわけですが、もう7時になろうとするのに真夜中なみの真っ暗さに面食らったもんです。まったく太陽が出てくる気配すらないんだから。

以下、朝食中の妹との会話。
妹「今日ロンドンに行くんやて?」
ワタシ「ああ、昨日Y君(妹の旦那。日本人)に頼んでスタジアムツアーの予約したから」
妹「ロンドンやね?そしたらケンブリッジの駅まで送っていくわ。職場(妹もY君も同じところで働いている)からクルマで10分くらいやし」
ワタシ「Kちゃん(姪)は?」
妹「ああ、その前にナーサリーに寄ってから行く」
ワタシ「ナーサリー?」
妹「幼稚園。保育園かな」

ナーサリーか。なんかシャレたこと言いやがって。いや別にシャレ込んでナーサリーなんて言ってるわけじゃないのはわかってるけど。

妹宅からナーサリーを経由してケンブリッジ駅に向かうまでの間、もう時刻は8時になろうとしているのにまだ暗い。

ワタシ「こんな夜が明けるのが遅いんやな」
Y君「そうなんですよ、お兄さん」

ま、妹の旦那なんだから当たり前なんだけど、Y君はワタシのことをお兄さんと呼ぶ。
さすがにもう慣れたけど、何だか変な感じがしてしょうがない。あまり詳しくは書けないけど、彼は某有名企業の御曹司なのである。当然育ちはビンボー人の倅であるヨシミツ君(←ワタシ)とは比べものにならない。すべてにおいて品がある。
しかし彼はエラぶったところがまったくない好青年でもあるわけで、こうなるとワタシなぞ何ひとつ太刀打ちできないのであります。

Y君「ほんならケンブリッジまで戻ってきたら、また電話してください。迎えに行きますから」

Y君は紛れもない関東の人間なんだけど、関西の大学に行ってたからか、はたまた関西人である妹の影響か、普段の言葉遣いは完全に関西弁なのです。
長く関東に住み、微妙に標準語混じりの関西弁を喋るワタシに向かって、久しぶりにあったY君、お兄さん何かナマってますよ、ときた。
言うまでもないけど、Y君は英語もペラペラ、関東の人間だから標準語もバッチリ、しかも関西弁までワタシより正確となったら、もう何も勝てないではないか。

ま、義理の弟相手に勝ち負けを気にしてもしょうがない。それより今日はロンドンに行かなきゃいけない。
ところがどこをどう間違ったか、本来なら昨日散々迷ったキングスクロスに着く予定が、何故だかリバプールに着いてしまった。
電話が鳴った。妹からだ。

ワタシ「今リバプールにいる」
妹「リバプール!?そんなアホな!」

リバプール。言わずと知れた、あのビートルズを生んだ街です。しかし、これも後で知ったことですが、ロンドンとリバプールはぜんぜん方向が違うのです。しかもケンブリッジからたかだか1時間ちょっとで行ける距離じゃない。

妹「あ、そうか。リバプールストリートか」

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リバプール『ストリート』駅です

何でそうなったかはわからないのですが、ロンドン市街には「リバプールストリート」とか「ケンブリッジストリート」みたいな地名があったりするのです。たぶんその地域出身の人が多く住み着いたからそういう地名になったんでしょうね。

ふと時計を見る。うん、まだ時間はあるな。ここいらで腹ごなしでもするか。ま、妹宅でも朝食は食べたんだけど。
周りを見渡すとマクドナルドが目に入った。ああ、こっちのマクドナルドを味わっておくのも悪くないなと。注文は自信がないけど、ま、マック程度ならメニューを指差すだけでいけるだろうから、英語が苦手なワタシでも何とかなりそうな気がする。

どうせなら、と日本でないメニューを注文してみました。といっても、最近日本でもメニューに加わった、ソーセージエッグマフィンをバラバラにして、エッグをスクランブルエッグにして、プレートに乗せたようなヤツ。

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うん、マズい。マフィンは固いしソーセージも日本のと違ってボソボソしてる。
まァいいや。こういうのは体験することに意味があるんだから。

あ、もうこんな時間!

昨夜、妹とY君に散々レクチャーを受けたので、もう地下鉄の切符の買い方も大丈夫。しかも二回も乗り継ぐというややこしい場所まであっさり行けたのです。
すごい進歩じゃないか。どうだい、もうロンドンっ子じゃん、エアーウルフだネ、トップガンみたい(←関係ナシ)とアホ丸出しのワタシが到着したのがフラムブロードウェイという駅でした。

そこからフラムロードをテクテク歩くこと10分、あ、その前にフラムロード、日本風にいえば「フルハムロード」になりますが、たぶん30代以上の方ならものすごくお馴染みだと思います。

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↑ これがフルハムロードだ!←だから何だ

そして「フルハムロード」とくれば必ず「よしえ」と言いたくなると思うわけです。
わからない良い子のみんなは「フルハムロードよしえ」で検索してね。

で、とにかくそのフルハムロードを10分ほど歩いた場所にあるのが、スタンフォードブリッジスタジアム。

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ここでもう一度朝食時の会話を巻き戻し。
「昨日Y君に頼んでスタジアムツアーの予約したから」
このスタジアムツアーとはプレミアリーグの名門、チェルシーのホームグラウンドであるスタンフォードブリッジスタジアムのスタジアムツアーだったのです。

こう書くと、ワタシのことをサッカー通みたいに思われるかもしれません。何しろイギリスに着いた翌日にそんなもんに行ってるんだから。
でも正直ワタシは、あんまりサッカーは知らない。間違っても嫌いじゃないけど、スポーツとしては圧倒的に野球派です。
それでもこのスタジアムツアーは面白かった。ナビゲーターの兄ちゃんが面白おかしく説明してくれるんだけど、何しろ英語がわからないワタシはぜんぜん面白がれない。
それでも、やっぱ、熱気が染み込んだスタジアムを表から裏まで堪能できるってのは貴重でね。

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そういや当時チェルシーに所属していたドログバのロッカーがあったりなんかしてね、ちょうど直前に日本戦でドログバがエラい怪我した後だったんです。だからそれから妙にドログバに思い入れができて。結構感動しました。

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↑ 真ん中がドログバのユニホームです

それ以来、チェルシーファンになった、と言いたいところですが、あいにくワタシはプレミアではアーセナルを応援しているんだよね。ま、いろいろあって。
ただ兵庫県出身のワタシがアーセナル(日本語でいえば兵器庫)を応援するのは当然だ、と思っていたり。
アーセナルの肝心なところで勝負弱いってのも、ワタシが心を寄せる阪神タイガースに似通ってるし。

てなことで、ちょうど時間となりましたァ。ハァーこーりゃシャクだった!
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