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~これでも仕事用です~

消えない消しゴム

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何だそれ?と思われるかもしれませんが、消えない消しゴムには一定の需要があって、いまだに売れ続けています。
あ、「(存在が)消えない消しゴム」って話じゃありませんよ。

ワタシが小学生の頃「スーパーカーブーム」なるものがありました。
後のビックリマンチョコミニ四駆の先駆的なブームの「成り立ち方」で、とにかくすごかった。
ワタシもブームに乗っかってスーパーカーの展示会に行ったし、テレビ局まで便乗して「対決!スーパーカークイズ」てな番組まで出来ました。

スーパーカー、つまりスポーツタイプの高級車、たとえばランボルギーニカウンタックとかフェラーリとかですが、当然ブームの頃にはミニカーやダイキャスト製の高級ミニチュアが発売されていました。
しかしこれらは高くて買えない。せいぜいひとつふたつ買えればいい方です。
ところが実に手頃な、小学生でもコレクション出来る「スーパーカーのオモチャ」が発売され席巻します。
それが「スーパーカー消しゴム」です。

単色で、サイズも消しゴム程度。でも「消しゴム」と銘打ちながら、文字は消せない。ゴムで出来ているのは間違いないんだけど、無理矢理ゴシゴシやったら紙が真っ黒になるだけで全然消えない。
ま、無理にでも「消しゴム」ってことにしたのは、消しゴムなら学校に持ち込んでも大丈夫という商魂たくま・・・ゲフンゲフン!いや配慮だったんでしょうね。

事実、ワタシの学校ではみんなスーパーカー消しゴムを学校に持ってきていました。んでそれで遊ぶわけです。
とくに指先程度の小型版はおはじき的な遊び方ができてね。小型スーパーカー消しゴムを三菱BOXのボールペンのノック部分で弾くのです。
ゴム製だから適度なグリップがあって、盛り上がったなぁ。

ワタシが高校生の頃には「キン肉マン」の消しゴム、略して「キン消し」が大ブームになりました。
漫画の「キン肉マン」は読んでたけど、さすがにキン消しで遊ぶ年齢じゃなかったのでコレクションするようなことはなかったけど、弟がモロ世代で、どんなものか程度は知っていました。
造形的にはかつての仮面ライダー人形のリバイバルのような、バンザイポーズが多かったように記憶していますが、これはこれで当時の子供たちは楽しかったのでしょう。

では今、ですが、もう人形型の「消えない消しゴム」は見かけません。「アンパンマン」とか「妖怪ウォッチ」とかあっても良さそうなのにね。
でも食玩のミニチュア料理、もしくは食材という形で生き残っています。
これらの登場は2000年代に入ってからだと思うけど(むろんもっと遡ればグリコのオマケもあるんだけど)、海洋堂あたりが参入してから恐ろしいほどクオリティが上がりました。
もはや販売形態は食玩からガチャガチャ(最近はカプセルトイとかいうらしい)に変わり、ひとつ300円以上が相場になってしまいました。

それでも、もう見るからに安価なモノがなくなったわけじゃない。
スーパーのオモチャ売り場(ってほどのもんじゃないけど)にひっそりと、粗い、ゴム製の、デフォルメされまくった造形の食べ物関係のミニチュアオモチャが売ってたりします。

「Gumi-chan1961」のもうひとりの作者、カズミ・アカオは「ミニチュア料理」のコレクターです。
先ほど挙げた海洋堂なんかが作った精巧なモノも集めてますが、ドールハウス小物として売られているモノ、リカちゃんやシルバニアファミリー用のもの、そしてスーパーで売られているチャチなもの、全部合わせて膨大な数を持っているのです。
え?だってそれくらいなら自分でも作れるんじゃないの?と思われそうですが、カズミ・アカオによると自分で作ってもつまらないらしい。そりゃ作中に登場する時は自分で作ることはありますが、あくまで「見て楽しむ」ために欲しいのだとか。

ただもう、最近発売されたものは買い尽くしたようで、昔、具体的には1960年代にお祭りの夜店で売られていたようなレアなものを探しています。
しかしこれがなかなか見つからない。ネットオークションでもほとんど出回っていないんだから。
そんな中、「クスリやさん」(1960年前後のものらしい)はネットで買うことが出来たんだけど、これ、シリーズらしいのです。
たしかにワタシの目からしても、こういうのは面白い。ごっこ遊びの究極という感じがします。

重要なのは「消しゴムなのに消えない」ってことじゃなくて、とにかく安価で子供でもコレクションできる程度の価格ってところです。
そういうのはずっとあってほしいと思うし、ワタシどもの作品「Gumi-chan1961」も、出来ればそうなりたいのですがね。
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