~これでも仕事用です~

ロンドンに住んだ話1

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す、住んだだぁ〜?とワタシのことをよくご存知の方なら、思わずそうリアクションされるかもしれません。

まったくもってその通り。ワタシがロンドンに住んだといっても、わずか半年間です。どれだけ贔屓目でみても長期滞在程度で、住民票(ってのはおかしいけど)は日本のままだったし、ロンドンに税金も払っていなければ当然就労ビザを取得したわけでもない。またワーホリでもないからアルバイトすらしちゃいけない。

感覚でいえばお客様ルームにお泊まりさせていただいた(しかも自費で)といった程度で「住んでた」なんて図々しすぎます。
それでも半年間ロンドンに「居た」ことには変わりない。
そうなると単なる旅行者では見えないところも見えたりするものでして。

今回から2012年の夏の終わりから、2013年の冬と春の間くらいの時期までの半年間、ロンドンに滞在した時のことを書きます。
なのですが、いきなりロンドン話には行かず、その前段階の話から始めます。
経験された方ならおわかりでしょうが、海外での長期滞在となると、行ってからはもちろん、行く前の準備が大変なのです。

まず基本的な話から始めます。
イギリスという国は通常の観光ビザで「一応」半年間滞在できることになっています。
わざわざカギカッコ付きで一応、と書いたのは、手ブラで「観光目的で半年間ロンドンに滞在するよ」といっても、まず入国審査をパスできないからです。

これでパスできるのは、例えばうちの母親。実際に今夏から半年間ケンブリッジの妹夫婦の家に滞在する予定です。
といっても母親がVIP扱いでもなんでもなく、要するに母親くらいの年齢(70すぎ)なら、まず不法就労の可能性がないからです。

ところがワタシくらいの、ま、十分に就労が可能な年齢だとそうはいかない。正直かなり怪しまれます。
それでも日本人は、まだ怪しまれない方らしいけどね。

ここで必要となるのは
・はっきりした職業
・預金残高
・滞在の目的
この3つ。

ワタシはフリー(この時点でGumi-chanProjectは未法人)だったのでかなり厳しかったんだけど、ま、これは上手く乗り切る術を聞いていたので、何とかなると。
次に預金残高。んなもんありゃしない。しょうがないから一時的にかき集めて口座上だけは格好をつけた。

一番の問題は三番目の「滞在の目的」です。
これが難しいのは「それが本当に『半年間』滞在しないといけないのか、短期だとダメなのか」ってところです。
しかも入国審査官のさじ加減の部分が大きく、あやふやな理由では失敗する可能性が高い。

ここでもっとも確実な方法、といって挙がるのが「語学留学」です。語学留学なら半年間は妥当な期間であり、しかも観光ビザではなくビジタースチューデントビザという別のビザになる。
難点はお金が余計にかかるところなんだけど、ま、これはリスクヘッジとして止むを得ない。

というわけで語学留学を「一応」の目的として、ロンドンに滞在する手筈を整えたわけです。
本当の目的は、またおいおい、として、語学留学というのも、まったくのヨタ話じゃない。
たかが旅行程度でもね、本当に痛感したんだけど、英語が喋れるというのは、言葉では言い表せないくらい素晴らしいものだなと。

以前妹夫婦のところに滞在した話を書きましたが、その時妹の旦那、つまりワタシの義理の弟ですが「英語が話せるのは生活のためだけじゃない。英語さえわかれば世界中の人と話せる」というようなことを言われてね。
どうしても日本にいるとそういう感覚が薄いんだけど、やっぱ、現時点では、英語は世界の共通言語なんですよ。
上手い下手の問題じゃなくてね、とりあえずでも一応でも何でもいい。無理矢理にでも喋れるだけで本当に、文字通り世界が広がる。

あ、これ、意外かもしれないけど、単純な値段だけでいえば、日本のちゃんとした語学学校に通うより、留学しちゃった方が安い場合だってある。
もちろん日本なら仕事をしながらも通えるわけで、単純比較すべきじゃないんだけど。
ワタシのようは会社勤めでない人間からすれば、英語をおぼえる手段としては、語学留学というのはけして悪くない(そして高くない)選択になるわけです。

あんまり長々と準備の話をしてもつまらないからここまで。次回からロンドンに行きます。

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