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~これでも仕事用です~

アーセナルなのは必然

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イギリスのスポーツといえば、何といってもフットボール、日本流にいえばサッカーです。
せっかくサッカー大国に行くんだから、半年間のロンドン滞在を機にプレミアリーグにハマってみるのも悪くない、とは来英前から考えていたんです。

でもあいにく、ワタシはそこまでサッカーが好きな人間じゃなかった。
もちろんルールはわかりますよ。代表戦くらいは見るし、この頃友人と馬鹿じゃないのかと思われるほどサッカーゲームにも熱中していました。
だから嫌いなわけがない。それでも、やっぱ、野球には敵わない、というのが正直なところでして。 

イギリスといえばサッカーともうひとつ、クリケットなんてスポーツも盛んです。
クリケットは野球の原型ともいわれるスポーツです。イギリスで野球が流行らないのはクリケットがあるからで、新聞なんかを見てもクリケットの記事は大々的に載ってるのに、野球なんかせいぜいアメリカのワールドシリーズの記事が小さく載る程度なんです。
(余談だけど、ロンドンでもPS3用の野球ゲームが普通に売られてたりしてたんだけど、あれ、誰が買うんだろ?) 

当然クリケットのテレビ中継もよくやっており、何度かワタシも目にした。
ま、一応野球に近いし、もしかしたらサッカーよりクリケットの方がハマれるんじゃないかと思ってね。
が・・・、ハマるハマらない以前にルールがまったくわからないのです。

野球でいえば打者に相当する選手がパカーンとボールを打ちます。んで野手に相当する選手がボールに飛びつく。見事ダイレクトキャッチ。野球なら大ファインプレーです。
ところがファインプレーをしたはずの選手は頭を抱え、アウトのはずの打者は大喜びしている。
とにかく逆に野球に近い分、ルールの刷り込みが強くて余計わけがわからない。

しかも試合時間が長い。野球よりもはるかに長い。
短い方のルールを採用した試合でさえ7時間ほど、長い方だと5日間もかかると言われています。
とにかく混乱することの方が多くて、どう考えてもこれはハマれないなぁと。
その点サッカーなら、ルールは把握できているし、日本でもスタジアムで観戦した経験もあるし、素直に、やっぱサッカーだなぁと。

スポーツにハマる一番手近な方法として、まず贔屓を見つける、というものがあります。
最初はね、スタジアムツアーに参加した(時の話はココチェルシーにしようと思ったのです。でも海外リーグに詳しい友人に言わせると「あそこは日本のプロ野球でいえば巨人みたいなチーム。豊富な資金力をバックにどんどん補強していくタイプ」といわれてね。ああ、そういうチームには愛着を持ちづらいなぁと。

さて、話を一旦振り出しに戻します。
最初ワタシが滞在していたのはバウンズグリーンという駅の周辺です。ま、ロンドンでもかなり郊外になります。
ここから語学学校のあるホルボーン駅までピカデリーラインで通うのですが、途中にアーセナルという駅がある。
アーセナル?もしかして、あのアーセナル

気になったワタシはある日アーセナルで降りてみた。
歩いて、5分ほどかなぁ。巨大なスタジアムが見えてくる。エミレーツスタジアムです。
もちろんネーミングライツされたスタジアム名で、エミレーツってのはオランダの航空会社です。

試合のない日だったんで閑散としていたんだけど、雰囲気はよくわかった。というか初めてアーセナルってチームのことがいろいろわかった。それまでホームスタジアムがエミレーツスタジアムという名称ってことすら知らなかったくらいだから。
スタジアムの外壁には、かつての名プレーヤーの写真が掲げられ、銅像すらいくつかある。
何より惹かれたのは、とにかくユニホームがカッコいい!ワタシが見たサッカーのユニホームの中で一番カッコいいと思った。

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んで、帰っていろいろ調べてみたのですが、うーん、これはいろいろと他人事とは思えないなと。
アーセナルはけして弱いチームではない。いつも中位から上位につけるだけの戦力はある。だけれども優勝まではなかなか手が届かない。しかもここ一番という大事な試合に弱い、と。

これはまるで、ワタシが心を寄せる阪神タイガースそのものじゃないか! 

伝統はあるけど勝ちきれない、しかもユニホームがカッコいい、なんて阪神にあまりに近すぎて、もうここ以外考えられなくなったのです。
こうなったら、どうやっても試合をスタジアムで観戦したい、と思ったわけですが、とにかくアーセナルの、というかエミレーツスタジアムのチケットが手に入らないのです。
うーん、いくら応援したいと思っても、試合が観れないんじゃなぁ。

それでも何度か、スタジアムの中に入れないのは承知でアーセナルの駅まで行って、雰囲気だけを楽しんだ。試合のある日の、あの独特の雰囲気は、ワタシが子供の頃から慣れ親しんだ甲子園球場の雰囲気と極めて似通っていて、それだけで楽しかったんですね。 

ふと、アーセナルのマークが大砲なのは何でだ?ということが気になった。つか、アーセナルってどういう意味?と。
調べたらアーセナルとは兵器庫のことだという。兵器庫?
ワタシが神戸出身ってのは何度も書いたけど、神戸といえば兵庫県。つまり兵器庫!
もう赤い糸で繋がってるとしか思えないくらい、プレミアリーグで心を寄せるチームはアーセナルしかありえなかったのです。 

まァ今は試合結果を知るくらいなんだけど、それでも今年はわりといい位置につけているんでね。
つか次にロンドンに行く時こそスタジアムで観戦したいわ。たぶんそれをしたことがないのが完璧にハマれない要因なんだし、もし叶った暁には、もっともっと熱が入りそうなんだけどね。

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